8年ぶりに補聴器を買い換えました。両耳で約70万円という、人生でもそう何度もない大きな買い物でした。「高いものを買えば間違いないのか?」 「自分にとって本当に必要な機能は何なのか?」
今回は、中等度難聴であり、小学校教員として働く私の視点から、何をモノサシにして補聴器を選んだのか、その選び方をまとめてみたいと思います!
補聴器選びで天秤にかけた「6つのモノサシ」
試聴を繰り返す中で、私が大事にしたのは次の6つのポイントでした。
① 音の好み
フォナックとシグニアという2つのメーカーを試して感じたのは、「音の聞こえ方には100人100通りの好みがある」ということです。
フォナックは「つけているのを忘れるほど自然な聞こえ」シグニアは「音の輪郭がクッキリ立ち上がる聞こえ」どちらが良い・悪いではなく、自分の耳がどちらを「心地よい」と感じるかという相性が何より大事です。
② 使う環境
補聴器を選ぶ上で考えないといけないのは「使う環境」です。 もし私の仕事が人と話す機会が少ないものなら、もう少し安価なモデルを選んだかもしれません。
しかし、私の現在の職場は小学校です。 チャイム、子どもの歓声、机や椅子を引きずる音……。この環境で子どもたちの声を聞き分け、聞き疲れを抑えるためには、突発的な大きい音を優しく抑えてくれる、「雑音抑制機能」が必要でした。
③ 聴力の変化
耳鼻科で「年齢とともに言葉の聞き取り力は緩やかに落ちていく」と言われたことも大きかったです。
補聴器は一度買えば何年も付き合っていく相棒です。「今の聴力にぴったり収まるギリギリのスペック」ではなく、これから少しずつ悪くなっていくかもしれない未来の自分の聴力をカバーできるだけの処理能力を持ったものを選んでおけば安心できると思いました。
④ 雑音の排除と「疲労感」
ハシゴ試聴の中で、同じフォナックでもグレードによって雑音の抑制に微妙な差があると感じました。
「少し高音が響くな」「丸一日つけた後の頭の重さが違うな」という体感の差。それが体調のせいなのかスペックの差なのかは、はっきり分かりませんでした。
はっきり差がわかるほどでもないし、大丈夫。と思っても、その違和感や疲労感が毎日積み重なると働くことがしんどくなってしまいます。
「丸1日つけていて疲労感が少なかった方」を選びました。
⑤ 値段と「納得感」
最後は、やはり金額です。今回購入した補聴器は、両耳で約70万円。大金です。
「いつまで教員の仕事を続けられるだろうか」と悩む中で、この出費は本当に勇気がいりました。けれど、買ってから「やっぱり高い方にしておけばよかった」と後悔することだけは絶対に嫌でした。「子どもたちとスムーズに話すための必要経費だ」と自分の中で考えたことが、購入の決断につながりました。
⑥ QOLを上げる「付属機能」
おまけ……と思っていましたが日々の生活を快適にしてくれたのが補聴器の付属機能です。
- Bluetooth接続で音楽や動画がダイレクトに聞こえる(単に音量を上げるより言葉がクリア!)
- スマホを触らず、補聴器のボタンで電話に出られる(ハンズフリーが本当にラク)
- 耳元のスイッチでサッとボリューム調整ができる(会議などで重宝!)
音質や雑音抑制という「基本性能」が第一ですが、こうした「使っていて楽しい」「日常がちょっと便利になる」という付属機能も魅力的です。
まとめ:最高の相棒に出会うために
- 自分の耳の「音の好み(メーカーの個性)」を知る
- 自分が「一番しんどい環境」に合わせる
- 未来の「聴力の変化」をカバーできる余力を残す
- 1日使った後の「疲労感の少なさ」を重視する
- 予算に対して、自分が心から「納得」できるかどうか
- 生活を便利にしてくれる「付属機能」も楽しむ
カタログで見たスペックや価格だけで選ぶのではなく、実際に補聴器を着けて聞こえ方を試し、自分の生活に当てはめて総合判断すること。補聴器選びで重要なことだと思います。
長かった「補聴器買い替え日記」も、これにて本当の完結です! 新しい相棒と共に、これからも頑張りたいと思います。
最後まで読んでいいただき、本当にありがとうございました!😊



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